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奥穂高岳~西穂高岳(6-7. SEP. 2014)

北ア 新穂高 - 穂高岳山荘(泊) - 奥穂高岳 - 西穂高岳 - ロープウェー = 新穂高
6人パーティー

ジャンダルムの先、コブ尾根の頭からの下りで、転落してしまいました。

自パーティーの先頭をhiroが歩いていました。
前向きに降りていたのを、クライムダウンに移ろうと体勢を変えていた時に、左手で持っていた岩が抜けてしまい、転落。
すぐ前を下っていたパーティーの方が止めてくれました。

幸い、大きな怪我に至らなかったので、縦走を続け、西穂まで行くことができました。

【男性4名パーティーの皆様、本当にありがとうございました。


2014/12/19 追記

3ヶ月以上たちましたが、この度の山行、転落について、少し書き足してみます。

[2014/9/5]
新穂高温泉の駐車場はテントを張ってはダメということで、少し戻ってテントを張って仮眠しました。

[2014/9/6] 晴のち曇、夜には雨
順調に歩き、13時40分には穂高岳山荘に着きました。
小屋の前でゆっくりとくつろぎながら、明日への英気を養いました。
夕食時あたりから雨。
明日の天気を気にしながら就寝しました。

[2014/9/7] 雨のち霧のち曇のち晴
4時30分発の計画でしたが、雨。
雨が弱まった6時に出発しました。

転落の概要

発生日時
2014/9/7 08:10 頃
当時の天候
曇(雨が止み、霧があがった直後)
内容
  1. 奥穂高岳から西穂高岳への縦走中、ジャンダルム、コブ尾根の頭を越えた、南向き急斜面の下り
  2. パーティーの先頭を歩いていた事故者(=hiro)が、前向きで手をつきながらの下りから、クライムダウンに体勢を変え、後ろ向きになった際、左手で掴んだ岩が抜け、転落した
  3. 1段下でバウンドした
  4. たまたま下方にいた、他パーティーの方(2名)が止めてくれた
処置の状況
  1. 他パーティーの方(2名)に転落を止めてもらった際、事故者(=hiro)はうつ伏せの体勢
  2. 事故者(=hiro)が「しばらく動きたくない」と訴えたので、しばらく(数分?)そのままの体勢で待つ
  3. その間に、パーティーリーダーによる、意識、受傷程度の確認
    事故者(=hiro)は、意識が有り、手足も動きそうだったが、左目付近を強く打っていた
  4. 現場から下った少し広い場所(ルートが稜線の長野県側から岐阜県側に移るところ)まで、自力で十数mほど歩いて移動
  5. 左目の周囲も含めて外観上大きな怪我はなく、ヘルメットにも凹みや新たな傷はなかった
  6. 事故者が問題なく歩ける事を確認した上で、行動を再開
hiro(=事故者)の当時の体調および行動を始めてからの状況
  • 疲労は感じておらず、体力的問題はなかったと思われる
  • 天候の回復が顕著な時間帯だった
  • hiro(=事故者)はパーティーの先頭を歩いていたが、ルートファインディングに関しては、他のパーティーもある程度いたので、それほど気を遣う状況ではなかった
受傷の程度
  • 瞼皮下出血(下山後眼底検査結果異常なし)
  • 左肩、左大腿、右脛打撲(歩行に問題なし)

考えられる要因

  • 浮き石をつかんだ
    • 手をかけたときにすぐ動くような浮き石ではないはずだったが、実際には抜けた
  • つかんだ石に対して、引っ張る方向に荷重をかけた
    • 手およびホールドに荷重をかけない、脚で立つ動きでなければならなかった
  • 馬の背、ロバの耳、ジャンダルムを越え、油断があった
    • 油断しているつもりはなかったが、そういう場所、状況での事故だった

転落防止に向けての具体的な対策・改良点

  • 浮き石かどうか、しっかり確かめる
  • 登り、下りに関わらず、ホールドを引っ張る方向に荷重をかけない
  • 「核心部を越えたところこそ油断をしない」など、常識的な注意をおこたらないこと!

[2014/9/7] (その後の行動)
どんどん天気は良くなり、天狗のコル、逆層スラブの下りなどを経て、西穂高岳山頂へ。
独標をこえてようやくホッとできる登山道になりました。
西穂山荘でソフトクリームなどを食べ、ロープウェーから下山しました。

■ 最後に
自分(hiro)は登山を初めてから30年以上になるのですが、こんな大きなミスは初めてでした。
今までにも増して、一歩一歩、1ムーブ1ムーブを大切に、細かく気を配っていきたいと思います。

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コメント

ジャンでは、同行の2人がタバコを御馳走にになりました。怪我がなくて何よりでした。
楽しい山旅をこれからもメンバーと楽しくお続けください。安全第一で!

byたかし

投稿: もん | 2014/09/09 18:56

大きな怪我が無くて、何よりでした。でも、2人で受け止めたのに、とても大きな衝撃でした。たぶん、自分一人だけだったら、受け止めきれずに、崖下へ少なくとも数100mはご一緒していたと思います。せっかく助かった命、大事にしてください。なお、「避けてしまう」という考え方が、もう1人の方も含めて出てきませんでしたが、そういうケースもあり得ると思います。また、過去の事故事例でもよく出てくる箇所だったので、よろしければ転倒のことも含めて今回の山行記録をヤマレコなどにアップしていただき、後進の方への注意喚起の一助としていただければ幸いです。

投稿: 愛知県から来たという中年男性 | 2014/09/09 23:14

「もん」様、「愛知県から来たという中年男性」様、コメントありがとうございました。
巻き添えの危険もある中、命を助けていただき、本当に本当にありがとうございました。

投稿: hiro | 2014/09/10 00:02

hiroさま
本当に御無事で何よりでした。
山もそうですが 人生何が起きるかわかりません 互いに気張って参りましょう。
でも山はいいですよね!

追伸 初めてのジャンダルムは今生きていれば33歳になる二男が小5の時に歩いたのが最初でした。そのこともあり10年封印をしていた山を一昨年解禁しました。これからは身の丈に合う歩きにしたいと思います。
では お元気で また、気をつけて
byたかし

投稿: もん | 2014/09/10 08:44

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